腰の痛み

主な腰の疾患

脊柱管狭窄症

治療

鎮痛剤などを用いた薬物療法のほか、コルセットなどの装具療法、運動療法や物理療法などのリハビリを行います。
これらの治療でも改善がみられず、日常生活に支障を来すような場合には、手術による治療が検討されます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰で起こる椎間板ヘルニアで、重いものを持つなどして腰に過度な負担がかかることで起こります。
20～40代の方に多くみられ、発症すると腰痛や神経症状などを引き起こします。

治療

痛みが強い時には安静にし、コルセットなどの装具を使って痛みを抑えます。
場合によっては神経ブロックを行うこともあります。

基本的にこうした保存療法が中心となりますが、排便・排尿障害などの重篤な症状がみられる場合には、手術が必要になるケースもあります。

腰椎すべり症

椎骨が正常な位置からずれた状態を言い、それにより脊柱管が狭窄して痛みやしびれ、麻痺などの様々な症状を引き起こします。
加齢による椎間板の変性で起こるケースもあれば、生まれつき形成の状態が悪くて起こるケースもあります。

治療

現れている痛みの度合いに応じて、薬物療法や神経ブロックなどを行います。
保存療法では改善が見込めなかったり、筋力が低下していたりする場合、また形成不全性すべり症の場合には手術が検討されます。